2017年08月19日

国際会議IAVSD 2017 in Australia.にて論文発表

8月14日〜8月18日,オーストラリア,クイーンズランド州ロックハンプトン.
セントラルクイーンズランド大学にて開催された,
自動車と鉄道の運動力学,制御に関する国際会議
IAVSD 2017
25th International Symposium on Dynamics of Vehicles on Roads and Tracks
に参加,論文発表を行ってきました.
本国際会議は自動車(Road)と鉄道(Rail)をパラレルセッションで行う歴史のある学会です.

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以下のタイトルで論文発表を行ってきました.
セッションは初日14日(月)の午前中『Road1 – Handling Dynamics 1』

Dynamic Rollover Characteristics of Personal Mobility Vehicles with Lean Mechanism
Tetsuya Kaneko(Osaka Sangyo University), Japan
Ichiro Kageyama(Nihon University),Tetsunori Haraguchi(Nagoya University)

内容は現在,我々の研究室が合流しているパーソナルモビリティプロジェクトに関するもので,今回は多自由度の運動力学モデルによるシミュレーションを用いて,急操舵を模した周波数の異なる正弦波のハンドル入力に対する車両挙動を解説しました,特に現在検討中の車両タイプとして3輪,4輪タイプ,前輪操舵,後輪操舵と車両の車軸,操舵系の構成の違いと横転限界,またロール運動の収束性について発表しました.

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二日目は講演と午後の後半から夜にかけてはポスターセッションが行われました.
近年中国からの参加者が増加してかなりの数です.
今回のオーラルプレゼンテーションや論文の採択率は比較的低かったようで,発表できてよかったと思います.

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3日目午前は講演,午後はテクニカルヴィジット.正直,自動車産業はあまりない国ですが,オーストラリア特有4×4車両のサスペンションのサードパーティメーカ『Dobinsons Spring and Suspension』 の見学をしてきました.RVは私の興味対象外なので知りませんが,その世界では名の知れたメーカーのようで,日本にも輸出されているようです.ばねの製造過程は興味深いものがありました.

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最終日前夜は Official Banquet しっかりとネクタイをして参加,女性研究者や家族同伴の方は特にドレスアップして参加します.最近わりとカジュアルな傾向ですが,まだこの学会はヨーロッパの国際会議の雰囲気が残っています.
お酒も入り,国内外の研究者とフランクな情報交換ができました.

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次回2019年の開催地が発表され,スウェーデンのヨーテボリの決定.
最近スウェーデンでの国際会議が多いように感じますが,北欧は好きなので是非参加できるよう論文を出したいと思います.

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長かった会議も思えばあっという間,Awards and Closing Ceremony.

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長年この会議のPresidentを務めたDTU(デンマーク工科大学)のHans True教授(私が学生の頃からですから長い!)からUK,リンカーン大学Tim Gordon教授への交代も行われました.

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また,最後には来年北京で行われる国際会議AVEC2018のアナウンスもありました.
6月後半という日本の大学人には厳しい時期です.場所も・・・.参加は検討します

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ということで本日のフライトで帰国します.
ロックハンプトン→ブリスベン→シドニー(一泊)→成田→伊丹
と長旅になります.

KANEKO
posted by OSU-AVSL at 07:34| Comment(0) | 学会

2017年08月05日

北澤先生,優秀講演発表賞受賞!!

平成29年5月にパシフィコ横浜で開催された(公社)自動車技術会2017年春季大会学術講演会において、北澤章平先生が、優れた講演発表をされた方に贈る優秀講演発表賞を受賞しました。研究テーマは以下です.

市街地での交通流の調和を考慮した自律走行車両の制御目標生成
Control Target Calculation for Autonomous Vehicle to Keep Traffic Harmony in Urban Area
北澤 章平 ,金子 哲也

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本研究では,自律走行車両周辺に存在する複数の障害物を安全に回避できる操舵制御目標を,リスクポテンシャルドライバモデルおよび車両運動力学モデルを組み合わせた制御目標生成アルゴリズムを提案し,シミュレーションおよび実走行実験によって制御目標生成アルゴリズムのリアルタイム性について検証を行っています.
今回の発表では,交差点における運転行動に着目し,特に複雑な運転行動が必要となる右折の場面を対象として,ドライバの意思決定に基づき周辺交通環境を考慮した方向制御および加減速制御について,シミュレーションにより検証した結果について説明しました.

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連名者の私も会場で聴講していましたが,わかりやすく,またスピーチ後の質疑も多くの方からいただき,聴衆の興味を惹くとても良い発表でした.

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大学のホームページのトップからのリンクにも掲載されています.

私は学生の時,同賞が始まった第一回目の受賞者のはずですが,自動車技術会のホームページには何故か初回受賞者だけ掲載されていません・・・(T_T).

KANEKO
posted by OSU-AVSL at 16:33| Comment(0) | 学会

2017年08月02日

大型トレーラのインテリジェント化

本日,以前から技術相談を行っている某トレーラメーカー様に研究室にお越しいただき,打ち合わせを行いました.
本研究室からトレーラの運動制御をテーマにした卒研生2名(1名はM0)と私で対応しました.

社内での合意とハードウェアの調達の目途がついたということで,改めて本格的に始動します.
年内,基礎的な実験を行い,次年度以降は様々な検討に入っていき商品化を目指します.

シミュレーションのモデリングはほぼ出来上がっています.

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ドイツを本拠地とする某メーカーよりトレーラ輪制御の電動アクチュエータ.(パンフレットより)

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posted by OSU-AVSL at 19:27| Comment(0) | 研究